Tokyo水素ナビ

「第25回 H2 & FC EXPO 春」東京都ブース 出展レポート
~30企業・団体によるプレゼンテーションで、
水素社会の現状と展望を発表

2026年3月17日(火)から19日(木)の3日間、東京ビッグサイトにて開催された「第25回 H2 & FC EXPO 春 国際水素・燃料電池展」。世界中から水素に関する最新技術が集結する本展示会において、東京都は「Tokyo スイソ推進チーム(チームすいすい)」としてブース出展を行いました。本レポートでは、エネルギーの安定供給と脱炭素化、そして水素エネルギーの早期社会実装を目指し、連日多くの来場者で賑わった「東京都ブース」をご報告します。

●日時

令和8年3月17日(火)~3月19日(木)午前10時00分~午後5時00分

●会場

東京ビッグサイト 西展示棟(小間番号W14-46)

●主催

RX Japan合同会社

■大盛況の東京都ブース!官民連携の熱気が会場を包む

会期中、東京都ブースには国内外から非常に多くのビジネスパーソンや専門家の皆様にお立ち寄りいただきました。ブース内は、水素事業の「現在」と「未来」を探求しようとする来場者の熱気にあふれ、方々で活発な情報交換が行われていました。

【多くの来場者で賑わう東京都ブースの全体風景】

【多くの来場者で賑わう東京都ブースの全体風景】

今回の出展は、水素エネルギーの普及に向けて官民連携で共に取り組んでいる「Tokyoスイソ推進チーム」の活動の一環として行いました。東京都単独ではなく、連携する多くの企業や自治体と一体となって、水素サプライチェーンの最前線の情報を発信しました。

■日替わりテーマで深掘り!白熱のプレゼンテーション&パネルディスカッション

ブース内のステージでは、3日間にわたり日替わりのテーマを設定し、計30団体による自社の水素事業の取組や世の中の動向についてのプレゼンテーションと、企業や団体の垣根を越えて、特定のテーマについて議論するパネルディスカッションを実施しました。

3/17(火)テーマ:国内水素サプライチェーン動向

水素を「つくる」「はこぶ・ためる」「つかう」という各フェーズにおいて、国内企業や自治体が最新の取組を発表。「すでにここまで実用化が進んでいるのか」と客席から驚きの声が上がりました。

【プレゼンテーション登壇者】
10:30~11:30
つくる
13:00~14:00
はこぶ・ためる
14:30~15:15
つかう
1
千代田化工建設株式会社
フロンティアビジネス本部 水素事業部
福田 美晴
登壇資料
1
株式会社荏原製作所
CP水素・航空宇宙戦略ビジネスユニット
マーケティング戦略・営業部
水素ソリューション営業課
塩 貴之
登壇資料
1
株式会社東京アールアンドデー
営業企画部門 グループサブリーダー
森竹 智法
登壇資料
2
日揮ホールディングス株式会社
サステナビリティ協創オフィス
草柳 輝
2
株式会社タツノ
エネルギーエンジニアリング部
カーボンニュートラル・水素グループ
田中 智久
登壇資料
2
パナソニック株式会社
エレクトリックワークス社
電材&くらしエネルギー事業部
環境エネルギーBU燃料電池・水素SBU
河村 典彦
3
東京電力リニューアブルパワー株式会社
事業開発室 水素事業グループ
プロデューサー 安宅 大輔
アソシエイト プロデューサー 樂山 駿
登壇資料
3
株式会社竹中工務店
環境共生・エネルギー本部
環貫 陽
登壇資料
3
三浦工業株式会社
CN事業推進部CN推進課
杉野 凱
4
山梨県
企業局 新エネルギーシステム推進課
課長補佐
志村 篤紀
登壇資料
4
福島県
商工労働部次世代産業課 副主査
渡邉 友歩

パネルディスカッションでは、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の末廣氏進行のもと、岩谷産業株式会社 佐野氏と東日本旅客鉄道株式会社 糟谷氏が登壇。最大の課題である「安定かつ安価な供給(コスト低減)」に向け、国内の地産地消と海外からの大規模輸入を組み合わせる最適化が重要との意見などが提示され、参加者も深く頷きながらメモを取っていました。

【パネルディスカッション登壇者】
・独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(登壇資料
 エネルギー事業本部 水素事業部 部長 末廣 能史

・岩谷産業株式会社
 水素本部 水素バリューチーム部長 佐野 雄一

・東日本旅客鉄道株式会社(登壇資料
 グループ経営戦略本部 経営企画部門
 サステナビリティマネジメントユニット マネージャー 糟谷 周一

3/18(水)テーマ:国際水素サプライチェーン動向

視点を世界へと広げ、海外との連携やグローバルなサプライチェーン構築に向けたダイナミックな動きを紹介。オーストラリアの州政府によるプレゼンも行われました。

【プレゼンテーション登壇者】
10:00~11:30
はこぶ・ためる
13:00~14:00
つくる
14:30~15:15
つかう
1
株式会社商船三井
エグゼクティブフェロー
山口誠
登壇資料
1
オーストラリア・
ニューサウスウェールズ州政府
登壇資料
1
日本製鉄株式会社
グリーン・トランスフォーメーション推進
本部総合企画部 参与
堀見泰資
2
ヤンマーパワーソリューション株式会社
執行役員
システムエンジニアリング部 部長
清河勝美
登壇資料
2
オーストラリア・
クイーンズランド州政府及び
BIOENERGY GROUP PTY LTD
登壇資料
2
株式会社神戸製鋼所
事業開発部 CN事業企画グループ
CN事業企画Gr
深野雄大
登壇資料
3
日本水素エネルギー株式会社
コーポレート本部 経営企画部長
深田慎太郎
登壇資料
3
ACWA Power Company
ACWA POWER Head of Japan,
Global Green Hydrogen
黒子多加志
登壇資料
3
株式会社JERA
国内事業戦略部 脱炭素統括ユニット
石倉健一

パネルディスカッションでは国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の原氏進行のもと、株式会社NTTデータ経営研究所 村岡氏と丸紅株式会社 幾島氏が登壇。実装が現実的なフェーズへと移行する中、地政学リスクを踏まえた調達先のグローバルな分散や、最適な水素キャリアの選定について会場から多くの質問が出るなど充実した議論が展開されました。

【パネルディスカッション登壇者】
・国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(登壇資料
 水素・アンモニア部 水素共通基盤ユニット長 原 大周

・株式会社NTTデータ経営研究所(登壇資料
 社会・環境システム戦略コンサルティングユニット
 執行役員/ユニット長/シニアマネージングディレクター 村岡 元司

・丸紅株式会社(登壇資料
 電力・インフラサービス部門 部門長補佐 幾島 渉

3/19(木)テーマ:今後の水素ビジネス展開

最終日は、水素の利活用をさらに加速させるための課題と展望にフォーカス。

【プレゼンテーション登壇者】
10:00~11:30
世界で加速する水素利活用
13:00~14:00
海外水素展示会出展報告等
14:30~15:15
今後の水素の普及に向けた課題と展望
1
丸紅株式会社
電力・インフラサービス部門 部門長補佐
幾島渉
登壇資料
1
株式会社pHydrogen
代表取締役CEO
飛田貴大
1
ミライフ株式会社
取締役 中西信昭
GX・CX戦略部長 高橋大輔
登壇資料
2
国立研究開発法人
新エネルギー・産業技術総合開発機構
水素・アンモニア部統括課 主事
幾竹海斗
2
バイオコーク技研株式会社
営業部長
上杉堅一
登壇資料
2
株式会社NTTデータ経営研究所
社会・環境システム戦略コンサルティングユニット マネージャー
日下治
登壇資料
3
川崎市
臨海部国際戦略本部成長戦略推進部
カーボンニュートラル担当 担当係長
今井映子
登壇資料
3
株式会社H2&DX社会研究所
経営企画領域
中津悠希
登壇資料
3
合同会社デロイトトーマツ
リスクアドバイザリー事業本部
シニアマネジャー
藤田大地
4
地方独立行政法人
東京都立産業技術研究センター

パネルディスカッションでは、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の坂氏進行のもと、三井物産株式会社 天野氏と川崎重工業株式会社 藤田氏が登壇。需要拡大にはコストギャップを埋める制度設計や、既存設備(ガスタービン等)を活用した投資が不可欠であることが語られました。さらに、アニメなどのエンタメを用いた次世代への教育活動や、身近な材料(メタノールを用いたプラスチック等)への応用を通じて利活用の裾野を広げるというユニークな視点も飛び出し、参加者も熱心に聞き入っていました。

【パネルディスカッション登壇者】
・国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(登壇資料
 水素・アンモニア部 大規模水素利用ユニット長/水素SCチーム長 坂 秀憲

・三井物産株式会社
 エネルギーソリューション本部 (登壇資料
 水素ソリューション事業部 水素マーケット開発室 室長 天野 功士

・川崎重工業株式会社
 水素戦略本部 PR戦略室長 藤田 雅和

【ステージと、真剣に耳を傾ける来場者の様子】

【ステージと、真剣に耳を傾ける来場者の様子】

各回の終了後には名刺交換会も設けられ、「先ほどの技術について詳しく聞きたい」と登壇者に駆け寄る参加者の姿が多く見受けられ、新たな連携が生まれる活気ある場となりました。

■多彩な展示で水素を身近に!助成金案内や自治体連携パネルも充実

ステージでのプレゼンテーションやパネルディスカッションに加え、ブース内に設置された充実の東京都や連携する自治体の施策を紹介する「パネル展示コーナー」にも多くの方が足を止めていました。

【展示パネルを見る来場者】

【展示パネルを見る来場者】

また、今年1月31日(土)、2月1日(日)に高輪ゲートウェイシティで開催された水素体験イベントの開催報告もブース内に掲示しました。

【水素がうごかす未来シティの来場者からのメッセージ】

【水素がうごかす未来シティの来場者からのメッセージ】

さらに、東京都環境公社(クール・ネット東京)の協力により「助成金案内コーナー」を設置し、水素エネルギー普及に向けた助成金制度について、担当者が直接ご案内しました。

■水素エネルギーを「当たり前」の未来へ

東京都およびTokyoスイソ推進チームは、今回のブース出展で得た数多くの繋がりや熱量を糧に、今後も企業・自治体の皆様と強固に連携し、水素エネルギーの普及を力強く牽引してまいります。

東京都の施策やチームの取組、今後のイベント情報等の最新情報につきましては、本ホームページをご覧ください。

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